将来のビジョン

1.農業を取り巻く様々な問題

食料自給率の問題

今後、グローバル化や情報関連技術の発展による経済構造の変化が、私たちの生活に及ぼす影響が、ますます強くなっていくと言われています。
昨今の燃料やコーヒー・小麦など一部の農産物の価格上昇など、普段の生活にまで、このような変化の波が押し寄せ始めていることを、肌で感じている方も多いのではないのでしょうか。
今後は、このような傾向はさらに広く強くなっていきます。農産物の輸入額が4兆円を超え、摂取カロリー量の6割を輸入に頼っている日本において、農産物供給の不安定化や食料価格の高騰は、生活に最低限必要な食の問題として、非常に重要であると言えます。

農業を取り巻く様々な問題

日本の農業については、戦後から現在に至る様々な背景のもと、成り立ってきた経緯があります。
現状の日本の農家の平均年齢は65歳~70歳であること、一般的には農家の収入は不安定と言われ、今後さらに農業の担い手が減ることなどにより、国内農業の安定性は益々損なわれることが予想されます。
つまり、輸入農産物に加え、今後は国産農産物の供給まで不安定となることが想定されています。
基幹産業たる農業を発展させていくことは、私たちだけでなく、次の世代の生活にまで関わる、非常に重要な問題と言えます。

2.日本の農業の強み

農産物の多様性と土壌の優位性

日本における農業は、国土面積が狭く山が多いために耕作可能地が狭く、大規模化しづらいという欠点が、よく言われます。
しかし実は、国土が南北に長いことによる、栽培可能な農産物の多様性の面、土壌的な面(柔らかく、酷使しても疲弊しにくい土質や気候)においては、世界でも最高の水準と言われていることは、あまり知られてはいないのではないでしょうか。

生産者の方々による努力

生産者の方々は安心・安全で美味しい農産物を消費者に届けるために、様々な努力をされています。
しかし、これが消費者に伝わっていないケースも多くあります。

3.実現したい世界観

将来を見据えて、消費者と農家の距離を縮め、双方の理解を促し協力していくことにより、次のような世界を実現していきたいと考えています。

1.農業の継続的な発展

2.本当に必要な農作物の供給と調達の安定化

3.消費者と農家が相互に啓蒙しあい、必要なものを双方が納得できる、正当な価値で売買される社会の実現(フェアトレード)